おはようございます。
「家族の健康を守りたいけど、毎日の料理にそこまで手間暇かけられないよね」と考える葦(あし)です。
「添加物のことは気になるけど、野菜や肉を煮込み続けてゼロからスープを作るなど不可能」
「カツオや昆布の”ポットで水出し”も、必要な時にすぐにはできないし、余分に作って余るのも嫌」などと思っていませんか?
今回は、ワーママ経験者の私が行き着いた”多忙・ズボラでもできる、かつ健康的な”「ダシ」との向き合い方と利用が定着しているものをお伝えします。
【結論】ダシは”加える”ことを控え、補助的に使用する
- そもそも出来るだけ「ダシ」を加えない。
- 補助的に、「天然素材」または(添加物の有無は自己判断で)「ダシの素」に頼る。
これだけでは「どういうこと?」となると思いますので下記で1つずつお伝えしていきます。
【ダシを加えない、とは?】筑前煮は、ダシなしでも美味しくなるか
10年以上毎日食事を作る中で、いろんなレシピの断片を集めて試行錯誤し・・・
そんな中「知りたいことが一冊にまとまってる」私が最も理想的だと思える料理本に出会いました。
(もっと早く出会いたかった・・・)
ロジカルクッキング・水島弘史さんの著書「塩少々」をやめると料理は上手くなる、です。
著書の中で
本来の「ダシ」というのは、必ずしもしょうゆや塩のように調味料として買って来る必要はないものなのです。
「塩少々」をやめると料理はうまくなる/著者:水島弘史
・・・(中略)・・・「ダシ」の定義は、簡単にいえば「うま味」のこと。
・・・(中略)・・・具材が持っているうま味を引き出せていれば、あえて「ダシ」を足す必要などまったくないのです。
『そもそもダシとは、食品の中に含まれる「うま味」なので使う食材そのものから引き出せば良い』と、水島シェフ。
例えば筑前煮を作る時に「ダシの素」や「カツオや昆布のダシ」も必要なし、と私の価値観を後押ししてくれる様な嬉しいことを記してくれています。
(基本的にダシを使わないレシピを心がけています。具体的な方法は・・・)
↓↓↓
肉じゃがレシピ カレイの煮付けレシピなど
ただ・・・
ただし、豆腐など「うま味」がじゅうぶんに出てこない具材の場合、やはりダシを加えないと美味しくなりません。
とも。
そこでこの本ではカツオと昆布のダシの取り方を説明してくれているのですが・・・
多忙なママには、プロのその一手間が重たくのしかかってくるんですよね。
ということで次項、「うま味」がじゅうぶんに出てこない具材の場合【忙しい人向け】についてです。
ちなみに今我が家で使っているものは
です。
詳しく見ていきましょう。
【利用が定着したものを紹介】補助的に「天然素材」または「ダシの素」に頼る
私たちの住む日本の食卓で「豆腐のみそ汁」は定番です。
だからこそ”頻繁にダシを取る”・・・かつお節を漉したり、出汁パックを手作りしたり・・・ということにリソースを割けず、市販の「出汁パック」や「だしの素」に頼りがちになります。
頼れる天然素材は?
出汁パックやだしの素、それも悪くはないのですが、私が長く利用しているのが「いりこの粉末」です。
メリットは
- 溶けはしないが「だしの素」感覚で汁物に入れるだけですぐにダシが出る
- パックや出し殻のゴミが出ない
- 自然の栄養を丸ごと摂れる
デメリットとして、いりこの風味が苦手だとか、溶けるわけではないので舌触りが気になるとか、好き嫌いに個人差はあると思います。
そういった点が気にならない方にはかなりオススメの「ダシ素材」です。
私は「いりこそのもの」を買ってきて、炒って、ミルで粉砕したこともありましたが物凄い手間!
細かい粉末になって市販されていることにありがたみを感じます・・・
その他、天然素材では昆布や干し椎茸、市販の出汁パックなんかも使いやすいかもしれません。
あるいはカツオ節もあえて濾さない調理法で使うなど・・・
うちでは、粉物にも混ぜ込めるいりこ粉末一択、なのですが^^;
「化学調味料」は悪か?無添加とは?
市販のだしの素・スープの素など、あらゆる商品のパッケージで見かける「無添加」を売りにした文字。
ダシについては特に「化学調味料」という添加物が気になります。
私は”料理のプロ”でも”食品についての専門家”でもないので、ググってみました。
(個人的理解)
一般に「化学調味料」と呼ばれているもの=「うま味調味料」(主成分はグルタミン酸ナトリウム)
原材料名において「調味料(アミノ酸等)」などと記されていることが多い。
「脳にダメージを与える」などと言う噂に科学的根拠はないが、稀にじんましんの様なアレルギーを起こす人はいる。
異常な大量摂取でなければ概ね問題なし。
つまり、『「化学調味料」は』どうやら悪ではなさそうです。
ただ、合う合わないは個人差があるので、自己判断になりますね。
賛否ある事なので興味があれば自分で調べてみるのもいいと思います。
また、食品添加物については「化学調味料」に限らず、たくさんの種類があり、様々に使われています。
無添加=字のまま「添加していませんよ」というだけの意味なので、イメージに踊らされず「何を添加していないのか」を確かめる必要がありそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
- うま味が出る素材(肉・魚など)を使う煮込み料理や汁物ではダシを加えなくて良い。
- そうでない場合には、「天然のダシ」や「だしの素」を時々利用する。
と言うのが”多忙ズボラママ”歴10年の私が行き着いた結論です。
とにかく煮物などには”ダシを加える”行為をぐーっと減らした上で(これが主張の9割)、
「野菜スープを短時間で仕上げたい」というの時に「だし(コンソメスープ)の素」使う分には何ら問題なし。
単なるイメージや細かい部分に囚われて、不足しがちな野菜の摂取を機会損失しては勿体無い、本末転倒、という考えです。
”忙しくても、家族の健康に気を遣いたいママ”の参考になれば幸いです。
ではっ^^
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