前回の札幌編では、雪の中をなんとか旭川までたどり着いたところまでご紹介しました…
2日目の朝はホテルで朝食をとり、車で約30分の旭山動物園へ。
旭山動物園は真冬の雪の中でも動物たちの元気な姿を間近で見られ、さすが「行動展示」の先駆けと言われるだけあります。
動物好きな私たちファミリー。
一生に一度は行きたいと思っていた念願が叶い、遠方でも足を伸ばして行って本当に良かったと思える一日になりました。
旭山動物園に行く前に知っておきたいこと
旭山動物園の基本情報
| 所在地 | 北海道旭川市東旭川町倉沼11番地 |
| 入園料 | 大人(高校生以上)1,000円/中学生以下 無料 |
| 開園時間(冬期) | 10:30〜15:30(最終入園15:00) ※夏期は9:30〜17:15 秋期は9:30~16:30頃まで ※特別開園日などもあり |
| 休園日 | 年末年始(12/30〜1/1)・春秋の整備期間あり |
| 駐車場 | 無料(約700台分/正門・東門・西門にあり) ※民間有料駐車場も周辺にあり |
| アクセス | 旭川駅から車で約30分/路線バス(旭川電気軌道)も運行あり |
| ペット同伴 | 不可(介助犬のみ可) |
| 公式サイト | 旭川市 旭山動物園 公式ページ |
※上記料金・営業情報は記事執筆時点の公式案内によるものです。
訪問時期やキャンペーン、改定などにより変更される場合がありますので、事前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
旭山動物園に行く前に【持ち物・服装】

私たちが訪れたのは12月年末。
当日お昼の気温は−2.4度。
それでもヒートテック+スキーウェアに近い服装+雪道ブーツで快適に過ごせました。
また、気温が低い分スマホバッテリーの消耗も早いのでモバイルバッテリーを持っていくことをオススメします。
服装・持ち物詳細はこちらの記事もご覧ください。
▶︎【冬の北海道旅行】持ち物・服装・予約・予算ガイド|3泊4日子連れ家族旅行で役立った準備まとめ
旭山動物園に行く前に【チケット事前入手】
私たちは開園時間の10時30分ちょうどに到着しましたが、入り口にはすでに人の列ができていました。
ホテルからの道中でwebチケットを入手したため、長時間並ぶことなくスムーズに入園することができました。
各種旅行サイト(楽天トラベル・じゃらんnetなど)でも「旭山動物園 入園券」と検索すると、チケット付き宿泊プランが見つかるので、宿とセットで予約しておくのもおすすめです。
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旭山動物園に行く前or着いてすぐやること【もぐもぐタイムやイベントチェック▶︎ルート設定】

旭山動物園では動物たちがゴハンを食べる様子が見られる「もぐもぐタイム」やペンギンが園内で目の前を散歩する「ペンギンの散歩」など、時間指定の人気イベントが行われます。
イベント時間は「当日の10時ごろ」公式ホームページやX (旧Twitter)で発表となるのでそちらをチェックしてスケジュールを立てるのがオススメです。
私たちは11時のペンギンの散歩をスケジュールに入れ、到着した西口から反時計回りで見学することにしました。
【旭山動物園モデルコース】実際に行って感じた魅力

↓ここまできっちり決めたわけではないですが、結果この様な流れで見学しました。
- 10:30 西門から入園
- ぺんぎん館
- 11:30 ペンギンの散歩
- ほっきょくぐま館周辺
- レッサーパンダ舎周辺
- 11:45 エゾヒグマのもぐもぐタイム
- 12:00 北海道小動物コーナー
- 12:30 東門レストランで昼食
- 13:20 こども牧場でうさぎとふれあい体験
- 第2こども牧場
- かば館
- 14:00 退園
ぺんぎん館・ペンギンの散歩【冬限定の人気イベント】
旭山動物園といえば、やっぱり有名なのが「ペンギンの散歩」。
開園30分後には始まってしまうので、まずは近くのぺんぎん館に入ります。
頭上をロケットが飛ぶ様に泳いでいくペンギンの姿は美しく、陸上で見るのとは全く違った印象。
展示物も凝っていて興味深く見学しました。


ぺんぎん館を出ると、もう「ペンギンの散歩」(11:00〜)を待つ人々がルートに沿って並び始めていました。
実はこのイベント、もともと運動不足になりがちな冬のペンギンたちのために始められたものだそうです。
スタッフさんが先導し、ペンギンたちはその日の気分で自由に参加。強制ではなく“ペンギンの自主参加”というのも、旭山動物園らしい「行動展示」の発想ですよね。
私たちが訪れた日も、雪の中をペンギンたちが一列になってよちよち歩く姿に、観客から歓声が上がっていました。
距離はペンギン館からイベントホール前までの往復、およそ40分ほど。
すぐ近くを通る瞬間は大人も子どもも夢中になります。

| 実施時期 | 冬期(12月下旬〜3月中旬頃)※積雪状況により変動 |
| 開催時間・回数 | 1日1〜2回(午前・午後)※当日10時ごろ公式発表 |
| 開催場所 | ぺんぎん館〜イベントホール前の往復約500mのコース |
| 所要時間 | 約40分 |
| 目的 | ペンギンの運動不足解消・行動観察の一環 |
| 参加ペンギン | 各個体の自由意志により参加 |
※詳細・最新スケジュールは公式サイトまたは公式X(旧Twitter)でご確認ください。
ほっきょくぐま館・オオカミの森


ほっきょくぐま館は特に人気で屋内観覧スペースは人でいっぱい。
観覧エリア自体がコンパクトなため、ガラス越しにホッキョクグマを見られる場所は限られていました。
列もうまく流れていなかったので背の低い子供は特に見るのが大変。
それでものっしのっしと歩く姿が目に入った時には迫力に圧倒されました。
一方オオカミの森は比較的ゆったりとした雰囲気。
野外に広がる展示エリアは見通しがよく、雪にうずもれるオオカミたちの姿(笑)を、いろんな角度からじっくり観察できます。
人混みも少なく、静かな空気の中で“野生の美しさ”を感じられる場所でした。
人気スポットの臨場感と、穴場スポットの静けさ。
どちらも旭山動物園らしい「動物の本来の姿」を感じられる展示です。
近くには円柱水槽のあるあざらし館もあるのでぜひ立ち寄ってみてください。
レッサーパンダ舎・シロフクロウ舎・マヌルネコ舎



旭山動物園の行動展示を象徴する存在のひとつが「レッサーパンダ」。
雪道の上を軽やかに行き来したり、おもちゃで遊んだり、人の頭上に設けられた梯子を渡っていったり──
まるで「動物たちの世界をのぞき見している」ような感覚になります。
寒さの中でも活発に動く姿が本当に愛らしく、観覧エリア全体が笑顔に包まれていました。

一方の「シロフクロウ舎」は、レッサーパンダとは対照的な静けさ。
雪の上でじっと佇む姿は、まるで雪だるまのよう。
白い羽毛に包まれたその姿は愛らしくも神秘的でした。
動のレッサーパンダと静のシロフクロウ。
どちらも冬の旭山動物園ならではの魅力を感じさせてくれる展示でした。
写真がなくて残念ですが、近くにマヌルネコ舎も。
一時ミュージックビデオが流行した、あのもふっとずんぐりぱっちりお目目の子。
木を伝って歩くかわいい姿などが見られます。
もうじゅう館・エゾシカの森・シマフクロウ舎・えぞひぐま館・おらんうーたん館・くもざるかぴばら館





もうじゅう館ではライオン・トラ・ヒョウが見られます。
雪の中毛繕いするかわいい姿・空中に迫り出したオリの真下から見るアングル。
えぞひぐま館の横を通るとちょうど「もぐもぐタイム」(11:45)。
スタッフの方が餌をやりながらエゾヒグマについて丁寧にわかりやすい解説をしてくれていました。
たとえ見たことがある動物でも、また違った楽しみ方ができるのが旭山動物園の魅力です。
北海道小動物コーナー【エゾモモンガ・エゾリス・ユキウサギ・キタキツネなど】と東門レストラン

園内を進み、東門階段横スロープの「北海道小動物コーナー」に到着。
ここではエゾモモンガ・エゾリス・ユキウサギ・キタキツネ・エゾクロテンなど北海道ならではの超かわいい生き物たちが出迎えてくれます。


やはり本場・北海道のさまざまな動物たちを、この地の雪景色の中で一度に見られるのは特別。
ふわふわの毛並みが白い雪に映えて、ああ!かわいい!
「北海道に来たんだなぁ」と感じられ、おもわずニンマリするひとときでした。
半分ほど観覧を終え、園内の一番奥──東門近くにあるレストランで軽食をとることに。
私たちは西門から入園したので、ここがちょうど折り返し地点です。
昼時(12:30ごろ)でかなり混雑しており、ゆっくり食事をする雰囲気ではありませんでしたが、ホットスナックや自販機のコーンスープで体を温め、ほっと一息。
寒さと歩き疲れた身体に染みました。


帰り道では再び「北海道小動物コーナー」を通り、エゾユキウサギやトビ、そして昼夜逆転展示のエゾモモンガの姿も見られました。
短い滞在ながら北海道の自然と動物の魅力を味わえ・愛らしい姿に癒された時間となりました。
こども牧場・第2こども牧場・かば館




こども牧場の近くでは、真っ黒なワンちゃんがお散歩中。雪の白さに映えて、とてもかわいらしい光景でした。
屋内に入ると、カイウサギやモルモットがたくさん!私たちは「うさぎのふれあい体験」(13:20)に参加し、ふわふわの毛並みとぬくもりに癒されました。
(残念ながらモルモットとのふれあいは時間の都合で断念。)


続いて訪れた第2こども牧場では、ヤギの行動展示が見られました。平均台のような細い木の板の上を軽やかに歩く姿は、さすが旭山動物園らしい「生き生きとした展示」です。
最後に立ち寄ったのは、かば館。
大きなカバが水中をゆったりと歩く姿や、雪の中で堂々と佇むダチョウを眺め…気づけば次の目的地への出発の時間が迫っていました。
旭山動物園は、動物の生き生きとした行動展示だけでなく、園内の案内板や展示物の工夫・スタッフの方の解説など、細部にまで“魅せる楽しさ”にあふれていました。
動物たちはもちろん、ユニークな看板や自動販売機などにも心くすぐられ、何度でも訪れたい場所だと感じました。










私たちが慌てていたからか、「あれ、そういえばお土産屋さんあったっけ…?」お土産を買うことができませんでした。
こんなに充実していて1日いても飽きないのに大人1,000円・こども無料で商売っ気なし…
もっとお金を落とさせて!とすら思います。
さて、そんな名残惜しさも感じながら今夜の宿泊地へと出発です。
次の目的地は、雪山に囲まれた大型リゾート——ルスツリゾート。
動物園の余韻を胸に、今度は冬のリゾートならではの体験が待っています。
ルスツリゾート到着!長距離移動の末にたどり着いた夜ごはん

旭山動物園を出発したのは午後2時。
ルスツリゾートへは通常なら車で約3時間半の道のりですが、この日は冬道ということもあり、倍近くの時間がかかりました。
途中でホテルに「到着が遅くなります」と連絡を入れ、(2日連続・・デジャヴ・・)ようやく到着したのは夜8時半前。
夕食ギリギリの時間でしたが部屋にも入らず、荷物を預けてそのままレストラン「北海道ブッフェ・オクトーバーフェスト」。へ直行!
スタッフの方がスムーズに案内してくださり、なんとか無事に夕食にありつけました。
昼は軽食だけだったので、お腹が空きすぎていた私たちにはまさに救いの一食。
カニや海鮮丼など北海道らしい食材もいただけてほっとしました。
(正直、このスケジュールはおすすめできません…!
北海道は本当に広いので、移動時間にはくれぐれもご注意を!)
なんとかお風呂も済ませ、明日に備えて就寝。
クタクタだけどマダマダ!
明日はスノーボードに犬ぞり体験、そしてナイトスキーも!
北海道旅行3日目の様子は次の記事でご紹介します。
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