そもそもランドセル購入においての成功って?
本人が笑顔で小学校生活を送ることではないでしょうか。
ランドセルの色、形、機能も多様化して情報収集するにも何から手をつけたらいいのか迷われる方も多いと思います。
この記事では私が実際に 2017年度の男の子ランドセルと、今年2020年度の女の子ランドセルを選んだ経緯を解説していきます。
笑顔で小学校生活を送らせてあげるための、たったひとつのポイントとは。
結論。子どもの好きな色で良い
ランドセル選びで難しいところが好みのギャップ。
親はシンプルで落ち着いたものを持ってほしいと思いがち。
子どもは派手なものを選びがち。
子どもが見ているのはまず、色です。
お子さんの好きな色って必ずあると思います。
周りは助言するにとどめて、まずは大まかな色合いの希望を聞いてみてあげて下さい。
高学年で飽きるんじゃないか、と心配が先回りしすぎて 親がはじめから 本人に選択肢を与えなかったとしても、学校に行くようになればいろんな色のランドセルが目に入ります。
そこで(私もあんな色が良かったのに・・・お母さんは聞いてくれなかった)となると、最悪親子の信頼関係にもヒビが・・・最大の失敗です。
(高学年になって良さがわかれば)と思われる方もいるかもしれませんが、未来のことはわかりませんよね。
今、好きな色を選ばせて、そのかわり「高学年になり好みが変わっても文句を言わないこと」を約束すればいいのです。
好みが変わって(お母さんの言うとおり落ち着いた色にしておけば・・・)の後悔には納得感や学びがあり失敗とは言わないのではないでしょうか。
※逆に、通う学校の傾向でほぼ全員定番色という環境なら、お子さんに登下校の様子を見せてよく相談して下さい。
失敗しないためは第一に子どもの意見を聞き、親子で一緒に良い物を見つけようという姿勢を示すこと、それが唯一のポイントです。
ランドセル選びのダンドリはインターネットリサーチ→合同展示会がおすすめ
とにかく種類、情報が多いので、下記メーカー別特徴やまとめサイトなどを参考にして何社か子どもの好きな色をベースにデザインを見ていきます。
各メーカーのホームページでも色別に検索できる様になっているものも多いので、色が絞れていれば比較的テンポ良く取捨選択できます。
(後述しますが、親がネットの情報で一社に決めて、その中から選ばせるのって勿体ないです。 )
この時親のアドバイス。
女の子でピンク・水色・紫など明るい色がいいと言われたら、装飾が幼すぎいないものを。
男の子で青・緑・シルバーなどがいいと言われたら黒に近い深い色か、フチどりなどのポイントで取り入れているものを。
「お姉さん(お兄さん)らしくて似合うよ」とすすめてあげてはいかがでしょうか。
気になるメーカーが見つかればカタログを取り寄せ、そのメーカーが参加する合同展示会に行きます。
メーカー別特徴
何度も言いますが情報が多すぎです。
定価4万円台~くらいのものだとある程度の品質は確保されているものと思います。A4フラットファイル対応は当たり前。
丈夫な作り、背負いやすいは抽象的でどこもがうたっている文言です。
親がネットの情報で一社に決めて、その中から選ばせるのが勿体ないのはそのためです。
微妙な機能の差で選んだ一社の中で、本当に好きな色の好きなデザインが見つけられるでしょうか。
必要十分の機能を備えたランドセルメーカーは沢山あるので、色・デザインを制限された中から選び取る必要はないです。
以下の表では、どのメーカーもうたっている機能の情報は置いておいて、デザインと合わせて判断材料になる特筆すべきと思われる情報だけをまとめました。
ふわりぃ(株式会社協和) |
人工皮革 | フチなしコンパクト・大容量・チェストベルト・かぶせきせかえ |
萬勇鞄 | コードバン・牛革・人工皮革 | 手縫い補強・撥水・リコーダーケース |
カザマランドセル | 人工皮革 | 背面とマチ側のひだとり処理・半かぶせ有・鋲などのカスタムパーツ有 |
豊岡鞄認定 羽倉の手づくりランドセル |
コードバン・牛革 | シンプル・かぶせの鋲がない |
京都ランドセル工房 |
ヘリがないキューブ型 金属製のフィットちゃん背カン |
|
池田地球ランドセル |
人工皮革 | 男の子向けデザインが豊富(マリオ・OUTDOOR PRODUCTS・ブレイブランド・Orobianco)・重さを分散・調温素材 |
株式会社ノムラ | 牛革・人工皮革 | 半かぶせ(縦型・横型)有・鋲などカスタムパーツの種類が豊富 |
カバンのフジタ | 牛革・人工皮革 | キューブ型・手縫い補強・防水・右側通行に安全な右側だけフック |
堀江鞄製造 | コードバン・牛革・人工皮革 |
半かぶせ有・男の子用はシンプル 女の子用は花モチーフのみ |
東京屋カバン店 |
取り扱いメーカー・ブランド多数・オリジナルも有 フィットちゃん・天使のはね・adidas・PUMAなど |
数あるメーカーのごく一部ではありますが、私の手元にあるカタログやチラシを元に紹介させていただきました。
合同展示会へ行く3つのメリット
- 目当てのランドセルを実際に背負ってみることができるのはもちろん、他社との比較検討が容易だということ。(うちは1時間で全ブースを回り購入したいものを見つけられました。ネットで見るより早い。)
- 展示会割引や特典があることも。
- 意外な子どもの視点に気づく。
今回娘のランドセル選びに合同展示会へ行って正解でした。ネットで調べて目当てにしていったものより良いと思えるランドセルに出会えたからです。
娘の意外な着眼点はランドセル内側の柄!
外見が気に入ったものがあれば内側の柄も見て総合的に判断していました。
鋲が選べるのがうれしい子、刺繍の柄にこだわりたい子、ツボはその子によって違うと思いますが、インターネットの画像をスマホやパソコンで見て言葉で主張するのは 子どもにとって 難しいと思うのです。
合同展示会の最大のメリットはわが子のツボがわかったことでした。
大容量・チェストベルトの「ふわりぃランドセル」
ちなみに今回のランドセル選び、我が家も出発はネットでの情報集めでした。
娘が好きな色を元に「フィットちゃん」「池田屋」「セイバン」と見て回りましたがイマイチ気に入るデザインがなく「萬勇カバン」に行き着きました。
おじいちゃん、おばあちゃんがカタログを持って来てくれた「カザマランドセル」にも好感を持っていましたが、ひとまず合同展示会へ。
そこで出会ったのが「ふわりぃランドセル」でした。
色、デザインが気に入ったので基本性能を確認。
大マチ幅13.5cmとポケットマチ幅5cmは、他の「大容量」をうたっているメーカーと比べても抜きん出ていました。
また、チェストベルトは独自のもので着脱も簡単でした。
そして、従来品よりも強度が増していて36kgの重りをのせても潰れません。
上記の表に上げた中で、強度に関してカタログに具体的な数字を載せているところはここだけでした。
(過去の個人の主観に基づいた口コミを鵜呑みにしないように気をつけたいですね)
娘のランドセルが自宅へ届くのが楽しみです。
男の子のランドセル
ちなみに過去に選んだお兄ちゃんのランドセルは百貨店モデルです。
当時知人がとある百貨店のランドセル売り場で働いており、その繋がりで購入しました。
そこで選んだ基準もやはり色ですが、第一に本人が気に入っており、機能にも不満がありません。
男の子ですからそれなりに乱暴に扱いますが、 丸2年と少しの使用で細かいキズがついた程度。ヘタリ感はありません。
素材は人工皮革、マチは12cmで、給食着や体操服も入らなくはないですが本人の気分で基本手提げに入れています。
百貨店という安心のブランドのおかげかも知れませんが、本人の気に入る色を第一に選んでも、結果機能は必要十分でした。
まとめ
ランドセル選びのポイントは、まず子どもの意見を聞き、尊重することです。
親が最低限の知識を持って誘導してあげることも必要にはなってきますが、頭でっかちになっていると子供は察知して反発しかねません。
自分の主張を聞いてくれるから、親の意見も取り入れよう、てなもんです。
順序としては
- 色
- 各社デザイン
- オリジナル機能や基本機能の精度
これをお子さんと一緒に確認していけば親子の関係も良好に納得いくランドセルが選べるのではないでしょうか。
みんなが笑顔で小学校生活を送ることができますように。
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