どんなご家庭でも必ずと言っていいほど、子どもと自転車の練習をする瞬間ってやってきます。
すんなり乗れるようになれば良いですが、つまずいてしまうこともあるかと思います。
そこで検討すべきは自転車教室。
わざわざ教えてもらいに行かなくても・・・と考えてしまうかもしれませんが、メリットは「自転車に乗れるようになる」ということだけではありませんでした。
それはわが子に「やればできる」成功体験ををインパクト大に実感させてあげられるということ。
小3の息子と年長の娘を連れて、自転車乗り方教室の初心者講習を受講してきたので、実際の体験を例におすすめポイント・持ち物・練習方法などの情報を紹介します。
大仙公園の自転車乗り方教室がおすすめ
大阪なら大仙公園の自転車乗り方教室がおすすめです。
「1日で乗れるように」とうたっている通り本当に乗れるようになりました。
自分で漕ぎ出して運動場のトラックを回り、ブレーキで止まることができる様になります。
自転車乗り方教室初心者講習概要
参加資格 | 予約時、5歳以上60歳以下かつ身長が105cm以上 |
開催日 |
毎週土曜日・第1・3日曜日・月2回水曜日 (2019年5月30日時点。開催しない日もあるので公式HPの開催日時一覧をご覧下さい。) |
時間 |
10~6月:9時20分~15時30分 7~9月:8時50分~15時 乗れるようになった時点で帰ることもできます。 |
場所 | 大阪府堺市 大仙公園 自転車広場 |
料金 | 無料 |
定員・指導員数 | 受講者定員30名に対し指導員10名以上 |
申し込み方法 | インターネットによる先着順完全予約制 |
おすすめする理由がこちら
1.無料
ありがたいですね。
かかる費用は交通費、駐車場代(1日600円)くらいです。
2.自転車の練習だけに集中できる
私たちは車で行ったのですが、子どもたちの気をひくものは駐車場に併設されている公園内の遊具のみ。
開催場所は自転車を練習するために特化した作りで、ミストや大型扇風機・テントなど暑さ対策がしっかりとされていました。
付き添い者とも良い距離感があります。
3.抽選ではないので努力すれば予約が取れる
申し込みは予約時5歳から60歳まで、かつ身長105cm以上と幅広い年齢に対応しており、インターネットで2ヶ月前の1日から前日の午前中まで受け付けています。
が、とても人気なので1日に日付が変わると同時に、つまり深夜0時台に、2ヶ月先末日までの予約がほぼ埋まってしまうと思っておいて下さい。
(こまめにサイトをチェックすればキャンセルでの空きがあるかもしれませんが・・・)
予約には会員登録が必要なので前もってしておくと慌てずに済みます。
うちはうっかりしていて、3月1日の朝5時台に予約サイトに行きましたが5月分ほとんどの予約は埋まっており、ぎりぎりセーフでした。
ただ、兄弟で申し込みたい場合など頑張れば揃って予約できる確立は高いです。
お母さんのスマホから上の子、お父さんのスマホから下の子、と分担すれば空き情報を確認しながら日にちを合わせて取ることができます。
予約の際に初心者講習5-6歳枠と7-60歳枠・再受講者講習5-6歳枠と7-60歳枠に分かれていますが、講習は同じ場所で同時に行われました。
4.指導員の人数・質
公式ホームページに1日の定員30名とあります。
実際行ってみての内訳は初心者5-6歳20名・初心者小学生中学年以上5名・再受講者5-6歳5名くらいでしょうか。
それに対しての指導者の方は10名以上と十分な印象でした。
子どもたちから見れば半分以上の人がおじいちゃん世代。
しかし皆さん若々しく走り回り、子どもの扱いもとても慣れている様子。
うちの娘はお兄ちゃんに遅れをとり、悔し泣きして休憩から復帰できなくなってしまったのですが、何人かの指導員の方がしっかり気づいて声をかけて下さいました。
- 「もう少し落ち着いたら戻っておいで」と、気にかけているよということは伝えるけど無理には参加させない
- 「あんなに早くペダルをつけてもらえる子中々いないで」と個々をしっかりと見ていて具体的に褒め、励ましてくれる
- 私が手を引いてなんとか練習場に連れて行った際「お母さん、もう任せとき。席に戻ってていいで。甘えるから。」とグッドタイミングで子どもの自立をうながしてくれる
完璧すぎる・・・!!!
以上が大仙公園の自転車乗り方教室をおすすめする理由でした。
持ち物
昼食 |
近くに飲食店はありません。 お昼休憩は40分なので事前準備必須です。 |
水筒 |
5月に家族4人で2.5ℓは水分補給しました。 教室に無料のウォーターサーバー少し歩けば自動販売機もあります。 |
手袋 もしくは軍手 |
忘れた人は貸してもらえるように見受けました。 |
汗拭きタオル |
あまり使いませんでしたが着替えはしました。 |
雨がっぱ |
講習は雨天でも行います。 ただし以下の場合は中止
|
着替え |
雨天や暑いとき |
レジャーシート |
近くに大きなブルーシートを2箇所ほど備え付けてくれていますし教室内でも昼食は食べられますが、持って行くことをおすすめします。 |
簡易テント |
あれば着替えるときに便利です。 |
保険証 |
生年月日の確認できるもの(コピー可) |
その他 |
春夏秋は冷感タオルやうちわ・小型扇風機など暑さ対策 蚊の対策(教室でも蚊取り線香を準備してくれていました) 冬はカイロなど寒さ対策 |
服装
長袖・長ズボン・運動靴
真夏でも怪我防止のため薄手の長袖・長ズボン
スケジュールと練習方法
9:20 受付 |
早めに着いたのですが9時ごろには受付してくれました。 名前カードをもらい、身長にあった自転車を選んでもらいます。 |
9:30 ビデオ講習 |
自転車マンなる者のイメージビデオでした!(笑) 幼児向け、上映は5分程度。 |
9:50 実習 |
パーツの名称を確認しながらスタンドやブレーキ操作を学ぶ。 30分から60分の練習→10分休憩を繰り返します。 個々の上達を見て適宜レベルアップさせてもらえます。 ペダルをつけていない自転車を押してグラウンドを一周。 緩やかな坂道を足で蹴って進む練習。 最初から最後まで足をつかずにバランスをとって坂道を下れたらペダルを装着。スタンドを立てた状態でこぐ力を鍛える。 ペダルを漕いで坂道を下る・上る。 自分で漕ぎ出して、グラウンド外周を走り、ブレーキで止まれたら合格。 隣の運動場で指導員が見守る中自由に練習でき、アドバイスももらえます。 合格者は自由に帰ることができます。 昼までに数人合格者が出ていました。 |
12:00 昼食 |
木陰にレジャーシートを広げてピクニック気分。 着替えやトイレも済ませました。 |
12:40 実習 |
午前の続きです。個々に合わせて指導してくれます。 |
適宜 ~ 16:00 解散 |
合格し自分たちの気が済むまで練習したら、受付に行って修了証を受け取ります。 当日自転車にまたがった自分の写真つき! 日付の入った合格印も押してもらえました。 アンケートを記入して解散。うちは15時ごろでした。 |
わざわざ自転車教室に行くメリット
それはわが子に「やればできる」成功体験をインパクト大に実感させてあげられるから。
家の近くの公園で親子一緒に練習するのもとてもステキだと思うのです。
しかし親も手探りの中「1日で乗りこなそう」と目標を掲げることは中々ないですよね。
子どもも甘えてしまいがちです。
講習を終えて、「本当にできるだろうか」と思えるような少しハードルの高い課題に取り組む良い機会だったのだと気づきました。
上に書いたような、教え方に技術と確信がある指導者の下ならば、ほぼ100%成功体験を得られます。
やりきる力、自信を身につけ子どもがぐんと成長します。
小学校3年のお兄ちゃんは“乗れなくはないが親にあれやこれや言われ練習が嫌になりやめてしまった。乗らない時間があくにつれ恐怖心でますます街乗りは無理”という状態だったため受講。
昼前には合格し、晴れやかな気持ちで広い運動場を自分なりに練習しながら走っていました。
妹が泣いて練習に復帰できないでいると「どうしたの」と必死で聞き、励まして「今日一緒に合格して欲しい」と自分も修了証を受け取らないまま練習しながら待っていました。
年長の妹は自転車に興味を待ち始めたため受講。
持ち前の運動神経で始めは順調でしたが、ペダル走行でお兄ちゃんに追い抜かれ涙。
家族や指導員に背中を押され無事に合格。
最後にはお兄ちゃんと並走も。
良い体験。良い思い出です。
大仙公園では乗り方教室の再受講や、交通安全イベントも開催しています。
そちらも機会があれば行ってみたいと思います。
比較 関西サイクルスポーツセンター
選択肢として、こちらも評判の関西サイクルスポーツセンターの初心者自転車教室についての情報も上げておきます。
参加資格 | 5歳以上子供向け |
開催日 |
第一土曜日・第一日曜日 (2019年5月30日時点。HPの開催日をご覧下さい。) |
時間 |
10時~15時ごろ |
場所 |
大阪府河内長野市 関西サイクルスポーツセンター |
料金 |
2700円(受講者は昼食つき) 付き添い含め別途関西サイクルスポーツセンターの入園料が必要。 中学生以上800円・3歳から500円 |
定員 | 20名 |
申し込み方法 | インターネットによる完全予約抽選制(3~10倍) |
関西サイクルスポーツセンターでは【自転車に自由に乗れるスペース】もあります。
うちは以前自転車教室ではなく遊びに行った際、そこで練習させたかったのですが、子どもは周りの遊園地のアトラクションに夢中。撃沈しました。
遊園地やキャンプと合わせて、家族での練習や、教室を楽しみたい方は関西サイクルスポーツセンターもおすすめです。
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